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今日もおひさま

働く読書習慣

夢の軽さと希望の無力さ「構造の上に浮かべる憧憬と箱庭遊び」

現代社会が、なぜこうも労働から脱走したくなる人に溢れ、個人が希望を失ってしまったのか。 社会構造や個人内的、人類社会科学と文学に興味がある私にとって、これは結構主題で、その流れで見ると「働く読書習慣」カテゴリーはそのシリーズだととることが出...
文芸

「愛しいはずの染色体をグレープフルーツで破壊せよ!」から「挿絵入りのある男の抽象」までの間に小川洋子が書いて来たものが、世俗的な私に読めるのか?『妊娠カレンダー』『耳に棲むもの』 芥川賞で日本文学が読めるのか?④

日本的な純文学における文学性とは、私の個人的なイメージは先週扱った宇佐見のような狭さと純度の慟哭やうじうじなのだし、世界文学的な意味でも広さと社会的な主題にあると思っているのだが、そこにくると小川洋子は文学なのか? 著者の得意とする文学性が...
週刊おひさま号

週刊おひさま号 025.08月

この1記事だけ読めば当ブログの月間総さらい! 読書レベルが上がる! 忙しい人の味方!おひさま図書館🌞 今回のキーワード 「ブログ読者様/  忙しい社会人様様向け新サービス」 「9月メイン4/サブ4の記事更新宣誓」 「祝・検索流入の増加」 「...
文芸

自分にしか書けないものが書けるようになるまで『かか』『くるまの娘』宇佐見りん 芥川賞で日本文学が読めるのか?③

芥川賞で日本文学が読めるのか? 第三弾は、若干21歳で受賞した宇佐見りん。 私は過去記事で『推し、燃ゆ』を読んでいますが、推しという社会派テーマを扱ってなぜかこだわった発達障害が著者の最大モチーフかと思い、狭い範囲で書けた作品で受賞したのだ...
文芸

書くべきを持たない日銭数えの節度『むらさきのスカートの女』『こちらあみ子』『木になった亜沙』今村夏子、芥川賞で日本文学が読めるのか?②

「芥川賞で日本文学が読めるのか?」芥川賞企画がスタートしまして、初回は村田紗耶香さんと歴代30年ほど振り返って読みたい作家を抽出した一覧まとめを行いました。 二回目は今村夏子。個人的に『星の子』が結構面白かったので期待していたのですが、今回...
まとめ

芥川賞で日本文学が読めるのか?①初回は歴代まとめと『コンビニ人間』村田紗耶香と映画化『消滅世界』から最新長編

日本文学の魅力とは何か? そもそも、日本文学って存在するのか? 海外文学好きの私はラテンアメリカ文学、アメリカ文学を読んできて、ふとそんなことを思いました。そもそも文芸の多くを文学と呼称するのも個人的に苦手なのですが。 日本の真面目な文芸と...
世界文学旅行

打倒する惑星の大きさ、人類のための形式 革新の価値が高いアカデミズムと、確信の価値が高い読者評価②

一区切りつきましたピンチョンとポストモダン。これにて世界文学旅行、2地域目のアメリカ、いったん終了です。 まさかの足掛け3か月で5記事、文字数は考えたくありません。でも色々見えてきたものがあり、大変でしたが面白かったです。パワーズも知らなけ...