G-40MCWJEVZR 9月, 2024 - おひさまの図書館

2024-09

映画ピックアップ

【映画】イケメンと映像美で釣る続編詐欺、チョコに込めた想いが”彼”に繋がる『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』80点

「Wonka」(2023)  2005年度版の『チャーリーとチョコレート工場』はジョニデと映像詐欺だし、今回もイケメンと有名な2025年度版の続編詐欺を働いている疑惑があるが、ただそれは1971年度版の続編をたくさんの人に見てもらうために、...
【映画倉庫】

【映画】ジョニー・デップの打率、映画製作のふしぎな事件『チョコレート工場の秘密』>>>>>>>『チャーリーとチョコレート工場』と『ネバーランド』

『チャーリーとチョコレート工場』(2005)はお金と技術をかけてジョニー・デップを使っても、こんなにもつまらない映画が作れるものなんだ、ということを教えてくれた驚きの映画だったが、1971年版の『チョコレート工場の秘密』を今回見観て、どのジ...
文芸

柚木麻子の真価とは?主人公までの距離『マジカルグランマ』『さらさら流る』

「物語には主人公の成長が必ずしも必要ではない、主人公が成長しなかったとはいえ、本作がつまらないとは言えない」みたいな文章をかつて読んだことがあるが、うじうじするそれを美徳とするような古風な純文学などはそうかもしれないが、紆余曲折あるはずのプ...
映画ピックアップ

【映画】ジョーカーと死刑制裁、闇が光に変わる「ダークナイト」96点

(The Dark Knight)(2008) 「誰もお前にジョーカーは売らない。お前はルールを守る正義の味方、だがジョーカーは正反対。恐ろしくて裏切れない」(奴を捕まえる方法はただ一つ。分かっているはずだ、マスクを脱げば、奴から現れる) ...
映画ピックアップ

【映画】難しいモチーフをそれでも主題的に描き切る手腕こそ虚構創作『アメリカン・スナイパー』100点

(American Sniper)(2014年)  主題として見ても、現実とのリンクとしての虚構創作や鑑賞としての価値、単純な魅力と完成度、どれをとっても一級品だと感じた本作。三か月間映画ばかりを見た2024年の夏から秋にかけての期間、記事...
映画ピックアップ

【映画】久々の大ヒットが少年漫画という商業性、生まれ変われ邦画界。山﨑賢人はもう孫、心配は小栗「キングダム1・2・3」80点

邦画の実写でここまでのドル箱を作り上げた、素晴らしいことだと思う。原作は長編であるから、あと何作もシリーズを作れると分かってからの豪華な俳優陣の投入はすさまじいし、約束された成功に資金と人を投入して一挙集中できる物作りの魅力が詰まっている。...
文芸

『BUTTER』は『ナイルパーチの女子会』より優れた小説なのか? 社会派小説の意義と書ける範囲。柚木麻子①

>これはいったい何を面白がればよい小説なのか? >これを社会派長編小説とは、お前の社会どんだけ狭いんだよ >ナイルパーチで獲れないとなるとやはり直木賞は信用ならないかなと思ってしまう ☑️上げられた期待値 ☑️社会派小説という不適切な煽り ☑️小説家が書くべき自分の範囲 ☑️私の読書が全く現代的ではない点について