G-40MCWJEVZR 11月, 2025 - おひさまの図書館

2025-11

文芸

平成の爆発、少女小説家の潮流①完璧な初期三部作に惚れ惚れするはずだった『夢を与える』綿矢りさ

あれほど頭がいい人が、なぜこんなにもつまらないものを書くのか? 私はそれが疑問で、失望して、読むのをやめてしまった、運命の3作目。 このブログではすでに、先日の川上未映子や、令和の天才新人たる宇佐見りん、他にも例えば村田紗耶香とかもすでに扱...
まとめ

週刊おひさま号 025.10号

この1記事だけで先月の総さらい! 読書レベルが上がる、 どんな趣味も習慣も1レベルから始められる、 忙しい人の味方!おひさま図書館🌞 今月のキーワード 「体調不良の二週間(´;ω;`)」 「面白い切り口、弱者男性文学の暴論」 「面白かったデ...
文芸

てっとり早く何者かになれる恋愛・結婚・出産に閉じ込められてきた女たちの現代的姦しさと黄昏、男性の許しを必要としない新しい命『夏物語』川上未映子③

正直、本作は草稿レベルだけど、このように自分が書くべき物語を持つ作家は強い。 芥川賞機企画として進めていく中で、弱者男性と資産運用やカルト集団等の羽田圭介を挟んで、また川上未映子に戻ってきました。受賞作、恋愛小説、代表作、と進んできて興味を...
世界文学旅行

啓示としての文学が成立する確率、ディストピア文学を貫く古典名著『一九八四年』ジョージ・オーウェル

ディストピア文学といえばこの作品。 シリーズ2回目として、古典の代表格を読みました。 プロット的には陳腐、結構つまらない展開を見せるし、途中のロマンスも彩でしかないとは思うのだが、キーワードから見る本作のモチーフやテーマ性は明確、「全体主義...