文芸 親ガチャと勝つまで賭ける息子投資『銀河鉄道の父』直木賞はその作家のつまらない作品にあげるものなのか?門井慶喜の場合① 宮沢賢治をモチーフにした小説がある、ということを考えたことがなかったため、以下のように規格に沿って受賞作や作家を調べるきっかけにあたってから、本作を知って驚いた。 直木賞はおそらく作家単位に与える賞なので、必ずしも受賞作が面白いわけではない... 2025.03.28 文芸現代国内直木賞企画
文芸 直木賞はその作家のつまらない作品にあげるものなのか?①歴代受賞作を読んでみよう!『ふがいない僕は空を見た』の窪美澄の場合 2025年上半期の芥川賞、直木賞は該当作品無しとして話題になりました。良い決断と話題性だなと。 普段読書をしない人が、芥川賞受賞作だから読もうかな、この作家が直木賞獲ったなら読もうかな、と受賞を理由に読んでみて、何だつまらないし芥川賞作家・... 2025.03.21 文芸現代国内直木賞企画
世界文学旅行 現代においても小説家の才能は文学より軽いのか?『骨狩りのとき』エドヴィージ・ダンティカ 歴史の勝者が書き上げてきたものの裏側にある本質や私的な物語による祈りというモチーフを文学は好きだ。 個人的に「トルヒーヨ時代のドミニカ共和国におけるハイチ移民労働者の掃除的虐殺」「骨狩りというタイトル」などの外側の予備知識やイメージから本作... 2025.03.14 世界文学旅行文芸海外作品
偏愛評価 金融小説の読み方と魅力、まずはお金を数えましょう『金の仔牛』佐藤亜紀 人類と文学の祈りが切り離せないように、人類と金融経済も切り離せない。その交わるところにある作品こそ、個人的な主題になってもおかしくはないのか、とふと気づいた本作の読書観。 フルタイム労働の間にsnsデビューした私の長らくの主戦場は金融投資を... 2025.03.06 偏愛評価文芸