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現代国内

文芸

書くべきを持たない日銭数えの節度『むらさきのスカートの女』『こちらあみ子』『木になった亜沙』今村夏子、芥川賞で日本文学が読めるのか?②

「芥川賞で日本文学が読めるのか?」芥川賞企画がスタートしまして、初回は村田紗耶香さんと歴代30年ほど振り返って読みたい作家を抽出した一覧まとめを行いました。 二回目は今村夏子。個人的に『星の子』が結構面白かったので期待していたのですが、今回...
まとめ

芥川賞で日本文学が読めるのか?①初回は歴代まとめと『コンビニ人間』村田紗耶香と映画化『消滅世界』から最新長編

日本文学の魅力とは何か? そもそも、日本文学って存在するのか? 海外文学好きの私はラテンアメリカ文学、アメリカ文学を読んできて、ふとそんなことを思いました。そもそも文芸の多くを文学と呼称するのも個人的に苦手なのですが。 日本の真面目な文芸と...
文芸

四季を咲かせた音楽家と反戦の天才画家『ピエタ』『暗幕のゲルニカ』芸術家小説に飛び入りした原田マハと大島真寿美② 直木賞はその作家のつまらない作品にあげるものなのか?

「直木賞はその作家のつまらない作品にあげるものなのか」通称直木賞企画第7弾、前回受賞作『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』が浄瑠璃を扱って面白かった大島真寿美の著作列の中でそれ以上を探す今回。 代表作的に有名な『ピエタ』が音楽家小説だったので、芸...
文芸

語りの上手さに劣る浄瑠璃題材の威力『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』大島真澄美①

浄瑠璃時代小説を可能にした口上の上手さ、これに尽きる (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});  受賞作、その渦の中の魅力、内包された威力  驚くべきはその語りの上手さで、冒頭から...
まとめ

直木賞企画

直木賞はつまらない作品に受賞させるものなのか?  受賞作以上を著作列から探せ! 2025年現在から2005年東野圭吾まで遡りつつ、気になる作家の受賞作+αを読んで、受賞作とそれ以上を探して読むこの企画。直近の国内中間小説の著者を把握しながら...
文芸

現代作家の生き残り方『雷と走る』『男ともだち』受賞作ストレート勝ち以外の価値を探せ!直木賞企画、千早茜②

受賞作がデビュー作を彷彿とさせながらも完璧に上回ってみせる納得の出来だった千早茜。作風メインはその二作に見える非現実的な虚構性だと思うが、現代性のある作品は書けるのか? 手広く書く中で他路線でさらなる魅力が見つかるのか? 不安と期待を胸に三...
文芸

大勝利受賞作『しろがねの葉』はデビュー作の完全昇華 千早茜①直木賞はつまらない作品にあげるものなのか?

直木賞はその作家のつまらない作品にあげるものなのか?のテーマ企画に、真っ向から反論する2022年の受賞作『しろがねの葉』千早茜。処女作からの作品的昇華、作風的な大成功を目の当たりにして成長性に驚いた。作家はこんなにも良くなる!を目の当たりに...