世界文学、という言葉はグローバル社会の今、死語かもしれません。
どんどんテクノロジーが進化する、1年前、3か月前はどんどん昔になっていくこの時代に、10年前の20年前の作品や技術をありがたがるって、すでにおかしな文化と化しているのかもしれません。
文章や物語は国境や文化、時代を超えられないのか?
人文学や文系の価値は、もはや現代にはみじんも残っていないのか?
そんな主題は置いておいても、
趣味は読書です、と話す人のおすすめ作品として急に海外文学作品の名前が出てくることも珍しいと思います。ECサイトの売れ筋ランキングにも書店の店頭にも並ばない作家名・作品名、過去の遺物をどのように読み、楽しめばいいのか、体系的な読書はどうしたらいいのか、ドストエフスキーやヴィクトル・ユゴーで止まっている国語の教科書レベルの知識で古典を楽しめばいいのか。
何が何だかさっぱり、これもまた一つの文学的迷子だと思います。
もう少し気軽に、本を開いて旅する世界文学。
本を読む時間がなかなか取れない人の為に「読んだ気になれる書評」。
旅行する自由がなかなか利かない人の為に「読んで旅するブログ」。
そんな本選びや、小説で世界旅行というのも悦なのではないか、たった1000円程度で味わえるのでコスパもタイパも抜群ですね。そんな見方から、海外小説や世界文学への垣根を少し軽くすることも出来たらいいなと思います。
読書遍歴から見えてくるわたし、あなた、そこから広がる世界があるはず。
現在12/195か国。随時更新。

アジア
■日本
■韓国
(2007)『菜食主義者』ハン・ガン
(2019)『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ
(2023)『エディ、あるいはアシュリー』キム・ソンジュン翻訳版
(2019)『ヒョンナムオッパへ』チョ・ナムジュ他翻訳版
■中国
(1987)『黄泥街』残雪
(1989)『青老たる浮雲』残雪 翻訳版
北アメリカ
■米国
(1957)『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ
(1973)『重力の虹』トマス・ピンチョン
(1988)『囚人のジレンマ』リチャード・パワーズ
(2005)『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジョナサン・サフラン
(2018)『オーバーストーリー』リチャード・パワーズ
(2019)『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーウェンズ
■カナダ
(1985)『侍女の物語』マーガレット・アトウッド
(2013)『双眼鏡からの眺め』イーディス・パールマン
(2019)『誓願』マーガレット・アトウッド
ラテンアメリカ
■ペルー
(1963)『都会と犬ども』マリオ・バルガス=リョサ
(1969)『ラ・カテドラルでの対話』同上
■コロンビア
(1978)『純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語』G・ガルシア・マルケス
■チリ
(2000)『チリ夜想曲』ロベルト・ボラーニョ
■ハイチ
(1998)『骨狩りのとき』エドヴィージ・ダンティカ
■英国
(2005)『わたしを離さないで』
(2021)『クララとお日さま』カズオ・イシグロ
欧州
■スウェーデン
(1942?)『ブリットーマリは ただいましあわせ』アストリッド・リンドグレーン
(2013)『おばあちゃんのごめんねリスト』フレドリック・バックマン
■スペイン
(1985)『狼たちの月』フリオ・リャマサーレス
(2012)『無声映画のシーン』フリオ・リャマサーレス翻訳版
おひさまのランキング登山、こつこつ
登頂まで応援よろしくお願いします🌞🌞

小説ランキング
コメント