G-40MCWJEVZR 4月, 2024 - おひさまの図書館

2024-04

偏愛評価

「喜べ、幸いなる魂よ」佐藤亜紀

当ブログでも1.2を争う人気ページの作者様の2冊目。予備知識なくても誰もが楽しめる、従来の著者の作品には絶対言えない感想を読み返していて自分が1番驚きました。重さと暗さの「黄金列車」に対し、軽さと明るさの本作、著者の幅と力強さの豊かさをぜひ味わってもらいたい。
現代国内

現代の小説家の価値 畑野智美「大人になったら、」「若葉荘の暮らし」

35歳のカフェ副店長の日々と、40歳以上の独身女性が暮らすシェアハウスでの日々、2作品と共に一旦総括。頼んでもないのに3回も扱われる災難、「神様を待っている」「海の見える街」と同一作者様、これにてしばし手仕舞いです。
海外作品

「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ

ブッカー賞・ノーベル賞受賞作家の代表作、そして傑作なんでしょう、私も感動しました。しかし非常に複雑。これを大声で素晴らしいと言える人、すごいな純粋に。それほど退屈で、完成度が高く、疑問符が残る作品。ある意味でこのつまらなさは日本の純文学的なことなのかも?
海外作品

「クララとお日さま」カズオ・イシグロ

カズオ・イシグロ