G-40MCWJEVZR 9月, 2025 - おひさまの図書館

2025-09

世界文学旅行

現代韓国というディストピア『サハマンション』チョ・ナムジュから始めるディストピア文学シリーズ

以前、韓国ジェンダー・アンソロジーで表題作かつ一番面白かった目玉作家として『82年生まれ、キム・ジヨン』という作品でベストセラーになったらしいチョ・ナムジュを初めて知った。 2024年ノーベル文学賞を韓国のハン・ガンが『菜食主義者』が獲り、...
文芸

芥川賞作家が贈る癒し系小説『水車小屋のネネ』で出世した津村記久子の先行き②

芥川賞作家は、この時代に何を描くのか。 これもまた、現代においての本企画や該当作家に求められる問いかもしれない。 現代文芸に求められる癒し系要素、社会的な悲しみや禍根に対する文学や虚構性の癒しや祈りの要素、そこに結びつくところに生まれる魅力...
働く読書習慣

大人は勉強、小説はモラトリアム、絵本は子供の本「世界の一流は「休日」に何をしているのか」労働サプリの使い方

子供の時の本を読むことは絵本のことだったが、大人になると読書という行為の対象はビジネス書や職業上の実用書になっていくし、年齢と共に読書の対象やそうあるべき対象は変化していき、労働や現実を前にすると虚構創作や文芸小説などは絵空事のような感覚す...
本筋

休職と持続的世界の希望的循環『水車小屋のネネ』で大出世した津村記久子の芥川賞受賞作①『ポトスライムの舟』『サキの忘れもの』芥川賞で日本文学が読めるのか?⑤

「芥川賞で日本文学が読めるのか」企画も5回目。 2023年本屋大賞2位だった『水車小屋のネネ』の著者津村記久子。太宰治賞を受賞したデビュー作を改題して収録した『君は永遠にそいつらより若い』と、織田作之助賞を受賞した『ワーカーズ・ダイジェスト...
働く読書習慣

夢の軽さと希望の無力さ「構造の上に浮かべる憧憬と箱庭遊び」

現代社会が、なぜこうも労働から脱走したくなる人に溢れ、個人が希望を失ってしまったのか。 社会構造や個人内的、人類社会科学と文学に興味がある私にとって、これは結構主題で、その流れで見ると「働く読書習慣」カテゴリーはそのシリーズだととることが出...
文芸

「愛しいはずの染色体をグレープフルーツで破壊せよ!」世俗的な私にそもそも小川洋子が読めるのか?『妊娠カレンダー』『耳に棲むもの』 芥川賞で日本文学が読めるのか?④

日本的な純文学における文学性とは、私の個人的なイメージは先週扱った宇佐見のような狭さと純度の慟哭やうじうじなのだし、世界文学的な意味でも広さと社会的な主題にあると思っているのだが、そこにくると小川洋子は文学なのか? 著者の得意とする文学性が...
週刊おひさま号

週刊おひさま号 025.08月

この1記事だけ読めば当ブログの月間総さらい! 読書レベルが上がる! 忙しい人の味方!おひさま図書館🌞 今回のキーワード 「ブログ読者様/  忙しい社会人様様向け新サービス」 「9月メイン4/サブ4の記事更新宣誓」 「祝・検索流入の増加」 「...