G-40MCWJEVZR おひさま、読書習慣のベースキャンプを張り直す - おひさまの図書館 社会人と読書、なぜ働いていると本が読めなくなるのか
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おひさま、読書習慣のベースキャンプを張り直す

読書習慣向上委員会


 私は仕事が辞めたかったのではなく、本が読みたかったのだ、と気づき、「労働日に読書をする」をテーマに働いている最近の私は、文芸文学の読書ブログやレビュー叩き台だけでは読み書きしづらいことに不自由や制限を感じてきました。社会人を経て、労働時間を抑えて、さらに求める私の貪欲さ、広がる世界とは!

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読書ブログとしての再構築、労働と読書

フルタイム卒業からリスタートした読書習慣

 フルタイム労働から卒業してもうすぐ1年半が経過します。
 最近は週4日6h労働にて「労働日に読書をする」をテーマに働いていて、他の3日は結構自由に過ごしています。6時間と8時間、週5と週4出勤の隔てりはあれど、「働きながらの読書」の基礎を作れている実感や、自分にそれができる自信もついてきました。
 私は労働から卒業して余裕の状態で読書がしたいのはなく、適度な労働をしながら読書が出来ることが最適で、働きながらでも読書が出来る自信を回復したかったのだと思う、その再構築と獲得がしたいのだと気づいた上半期。それ以上の発展性や頑張りに価値や効果を見出せなかった正社員状態から、これに集中して時間を使いたいから現在の労働から解放されたいと願った。それは単純に労働からの解放が本願だったのではなく、自分なりの労働と共に読書を再取得し、文芸文学だけではなく個人にとっての読書や人類にとっての読書や理知感全般のテキストを大事にしていきたいのだとも気づきました。

文芸文学だけは物足りない現在の読書、今後

 社会人として実生活や金融経済人類社会を知ってからでは、学生時代の文芸文学だけでは物足りず、労働と社会や金融経済を経た後の自分の満足や興味は違う範囲や角度があるし、その上でも文芸文学や虚構創作は好きで、だからこそ満足に届かない不十分を歯痒くも思うし、その中で私に出来る活動の幅を拡大してこそ土台を作れるのかなと思ったりもします。
 読書と労働や現代社会と私、というテーマで考える際に、どうしても文芸文学の読書ブログやレビュー叩き台だけでは読み書きしづらいことに不自由や制限を感じてきていて、それを特に先日「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の明確なテーマ性と言説文章に思うところがあり、私自身は生活的なエッセイは好きではありませんが、コラム的なテーマ文章は好きだし、テーマ的な思索は大好きです。 
 この際、自分が考えたいことのイン・アウトをする場として、読書記事とは別の軸に読書習慣記事の両立をしても広義の読書ブログとしては許されるし、本質的には文学的迷子が救われると良い直球であるし、そこから読書や人類社会を考えてもいい、私はまだまだ迷子だからこそ多軸にて価値や可能性を見出す筆致に自由を与えても良いのではないか、と思い至りました。
 カテゴリーや暮らし方によっては、興味関心歓迎が出来る出来ないあると思いますが、カテゴリーや企画に特化してお付き合いいただければと思います。

【図書】現代人と読書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」「読書は鼻歌くらいでちょうどいい」三宅香帆、大島梢絵
空想に逃げる時間は勿体無いし、勉学に励む挑戦も困難で億劫だし、明確にお金を稼ぐお得な労働で日常を流す毎日に負かされていく。 読書の幅は視野の狭まりなので、最近は文芸以外も月間テーマで3冊と決めて読んでいます。4月は読書をテーマに『なぜ働いて...

3000万を手つかずに回して暮らす資産形成の中期と、本質的な欲望

 読書ブログで資産形成の話をするの異質にも感じますが、働き方と暮ら方、読書時間の作り方とその維持を語る上で労働と読書は切り離せないと感じたので、少し書きます。
 私が正社員雇用から脱出しようと計画した資産は3000万円、30代前半だったその時点から考えれば、その額は一生働かずに好きな暮らし方を出来るほどの余裕はありません。

 ・最低限の生活費を稼ぐ労働は継続
 ・配当金は再投資(ポイント・貸株金利も再投資)
 ・特定口座→NISA積立(月10万の切り崩し)
 ・一応変わらず資産形成期である!!

 と気を引き締めたままでいたのですが、「完全有休消化の2か月」「週3労働で失業保険受給」「週4の時短労働(週30時間未満)」と、徐々に労働時間が増えたとしても、労働に体力気力時間の多くを占められていた疲労からの回復を果たしてからでは特に、週5フルタイムから考えるとやはり時間的、体力的、精神的な余裕があり余る。
 現在私は時短労働で最低限の生活費を守れるし、老後2000万円問題がまだ通用するなら追加入金をそれほど焦らずして最低限の資産は準備したからそれを運用しながら様子を見て、自由な時間をいかに自分や他者のために効果的に使うのかを目指しています。その基盤を得てから、安心や自由時間の多さに中弛みを感じたり、時間が沢山あるから読書ができる状態にも少し飽きてきているのも事実でした。
 読書をする余裕もなく、それが好きだったことすら忘れていた社畜時代を考えれば、とても恵まれた悩みでしたが、これがセミリタイア後の張り合いの無さや、労働や評価軸の中で数字を求めるのが好きな人間のやりがいの不足だとも感じましたし、このあたりから自分が労働や社会性に求めるものの正確や性質や欲求が見えてきます。
 どんな働き方、暮らし方をしたいのか、つまるところはその自分の最適解を探す冒険の途中である、と仮定すれば、勤務先も労働時間もやりたいことも選びながら、適宜都合を変えていく、その権利がある、そしてそれを楽しめる、という自由なカスタマイズなのかなと思えます。その効果的で幸福的なバランスを目指していきたい。
 フルタイム卒業と言うと、他者や世間一般からすると、労働から卒業したい弛みや願望の価値観に映ることが多いことに去年に宣言した時に感じましたが、個人的には労働という発揮にある社会性や人間関係や他者評価の中で暮らすことは好きだし、それをした上で自分の趣味を両立したい欲張りであるのだと、この1年で感じました。
 私は仕事が辞めたかったのではなく、本が読みたかったのだ。働きながらの読書を適えることが本願で、労働による収入も社会性や社交性の副次的な要素も諦めたくないし、諦める必要はないのだと自信を獲得するまでの初歩と試行錯誤の時期になったのかなと感じます。

人生の再構築の後は、読書ブログとしての再構築

 自分のペースを守って働きながら「6時間労働+何時間読書が出来るか」+αとして私はブログ活動としての書く方向も含みます。この生活スタイルとテーマで4月を終えましたが、直木賞系の中間小説やその資料が多かったとは言え、意識的であったぶん記事更新の頻度と読了冊数は一定以上の満足の結果で終えました。
 社畜時代には思いもしなかった「働きながらの読書」を安心して行えている心理的な落着を幸福に感じます。それが資産的な余裕、体力的な余裕、時間的な余裕から生み出されたものだとしても、自分の人生や生活の再構築を自分の力で行えたことが自信になっているのだと分かります。
 始まりの4月を終えて、良いスタートや実験観測が出来たかなと思います。
 去年は6月ころ再開した文芸にも飽きてきて、映画の読み書きに逃げた6月からの梅雨休みがありました。今思えばただ文芸を読めることにも慣れた中弛み時期とも思うし、文芸への信頼や価値を実感したいのに不信が貯まるストレスだったとも思います。
 現在の軸を整理すると、「海外・国内文芸の本格と現状商業」「社会人の読書習慣」ということになりますかね。なんとなくですが、「非文芸読書」も食い込んできそうな感じがします、興味は自由ですが発信は責任を持ちたいのでまだ何とも言えませんが。
 読み書きは人の理知感の本質的なものであり、その興味関心のジャンルや対象やテーマ着眼は時期によって変化するのが当たり前だと思いますし、その記録としても回顧としてもブログ媒体は気軽で自由でありがたい反面、リアルタイムで本ブログにお付き合いくださる方々は日々めまぐるしい気分屋の興味関心に振り回されて大変だと思うので、その遍歴についてきてくれる方がその都度どれだけいるかはわかりませんが、これはもう仕方ないなと思いますね。
 ただ、読書と労働と人類と個人、その最前線を常に考え感じる物語、われながら物凄く魅力的なモチーフプロットになる予感しかありません。自分の好きを選べる、理知感の勝利です。

働きながら読書できる人はほんとに凄い、子供を育てながら働くママくらい凄い、どちらも器用にできない私なりの暮らし方と読み書きの仕方

 本質的には働きながらの読書を叶えている人もたくさんいるし、本業の傍らで趣味を楽しめる人もいるし、全力での両立も可能な人もいるのでしょう。
 私は効率が悪く不器用で、社畜時代の自分を多くの現代人多くの読書事情や労働状況を照らし合わせると普遍性だとは思わないけれど、先日読んだ「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」でも”これは私だ”と思わせる冒頭と、大ヒット映画でもその文脈が埋め込まれていて、現代人にとっての読書や、労働と読書について、或いは社会的な読書の立場や役割と現代におけるそれを感じたりもしました。
 社会人にとっての読書、現代人にとっての読書、それは決して文芸文学の問題だけでなく、様々な社会性や労働性や精神などと絡みあうものだと認識していますし、それらを考え、尽くし、楽しみたいと強く感じます。
 より複雑になっていく現代社会と人類にあって、内的な培養である理知感の個人的な読書が、どう自分を見つけて伸ばし、他者を見つけて結び、社会や人類を捉えて描き、離さないのか放てるのか、私はそれを考え、読み、書きたくて、仕事を辞めたのだと明るく強く言えるようにしたい今のままでは全然足りない欲張りです。


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