映画は沢山の人が沢山のお金を使って作るもの、最低限のクオリティが確保された最高のエンターテイメント。
児童書の女王の産声『ブリット-マリは ただいま幸せ』映画「ロッタちゃん」アストリッド・リンドグレーン
スウェーデン映画を初めて観たし、「マネー・ショート」の次に「ロッタちゃん はじめてのおつかい」を扱おうとしていた本ブログや私の幅について可能性を感じざるを得なかった時期はあったものの、パンチが足りないかとレビュー更新はしなかった。本稿の下書...
【映画】若手スターの台頭と成否、チョコに込めた想いが”彼”に繋がる「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」80点
「Wonka」(2023) チョコレートによる汚職は面白かったし、やはりまずは映像美、これは間違いなく素晴らしくて、主役のウォンカも華があって世界観は良し。しかしミュージカル映画としての圧巻や、夢や希望の明るさがテーマの作品性にしては楽しさ...
【映画】ジョニー・デップの打率、映画作りの面白さ「ネバーランド」→「チョコレート工場の秘密」>>>>>>>「チャーリーとチョコレート工場」
「チャーリーとチョコレート工場」(2005)はお金と技術をかけて大衆の期待を盛り上げてジョニー・デップを使っても、こんなにもつまらない映画が作れるものなんだな、ということを教えてくれた驚きの映画だったが、1971年版の「チョコレート工場の秘...
【映画】ジョーカーと死刑制裁、闇が光に変わる「ダークナイト」96点
(The Dark Knight)(2008) 「誰もお前にジョーカーは売らない。お前はルールを守る正義の味方、だがジョーカーは正反対。恐ろしくて裏切れない」(奴を捕まえる方法はただ一つ。分かっているはずだ、マスクを脱げば、奴から現れる) ...
【映画】圧倒的なテーマ性と完成度、とんでもない映画「アメリカン・スナイパー」100点
『アメリカン・スナイパー』( American Sniper)(2014年) 本作は悲しみや生きづらさしか描いていない。虚構創作する経過において、現実の出来事を事象として幕引きが定まったことにより、そのテーマはより明確化した。仮にその出来事...
【映画】久々の大ヒットが少年漫画という商業性、生まれ変われ邦画界。山﨑賢人はもう孫、心配は小栗「キングダム1・2・3」80点
邦画の実写でここまでのドル箱を作り上げた、素晴らしいことだと思う。原作は長編であるから、あと何作もシリーズを作れると分かってからの豪華な俳優陣の投入はすさまじいし、約束された成功に資金と人を投入して一挙集中できる物作りの魅力が詰まっている。...
【映画】起業家の原点がここまで魅力的な虚構性を持ち、優れた作品にも恵まれるということ「ソーシャル・ネットワーク」90点
SNSという個人と没個人の機能不全と交流性による両パターンは、現代が抱える病気と発展性の一つであり、それにさらに選民意識やマッチョや成功や能力などの要素を分かり易く配置しながらも下品に成り下がっていない所も上手く感じるし、それを具現化したような<Facebook>の基礎イメージも相まって、やはり本作は非常に上手い作られ方をしている。