G-40MCWJEVZR 文芸 - おひさまの図書館 - Page 3

文芸

現代国内

弱者男性文学の総本山=芥川賞が現代で機能しなくなったわけ『スクラップ・アンド・ビルド』『バックミラー』羽田圭介

私は以前から、海外作品であれば男性作者を、国内作品であれば女性作者を読みたがる不思議を自分に感じていたが、今回はそれが腑に落ちた気がするし、純文学的な狭さと世界文学的な広さの違いになぜ私が心惹かれ、私の主題や求める文学性がどこにあるのか、と...
文芸

国内外での受容のされ方、社会的関心と時代性テーマ、カテゴライズのジレンマ『黄色い家』川上未映子②gender and identity in Japanese fiction/Mieko Kawakami

平成から始まった芥川賞の潮流とも思える女性作家の流れを汲みつつ、海外活躍までさりげなく果たしていることが分かった川上未映子。 最新長編の『黄色い家』話題にもなりましたから題名をご存じの方も多いのではないでしょうか、こちらも新聞連載、くしくも...
文芸

文体と虚構性の異才と古典性入門『乳と卵』『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子①★An introduction to the genius and classicism of style and fiction

2020年の宇佐見りんを2003年受賞の綿矢りさ・金原ひとみの系譜で思ったけれど、その間にあったのが2007年の川上未映子で、受賞時は31歳で年齢的な話題にはならなかったが美人で見栄えが良かったし、デビュー作がちょっと変わっていたから印象的...
世界文学旅行

現代韓国というディストピア『サハマンション』チョ・ナムジュから始めるディストピア文学シリーズ

以前、韓国ジェンダー・アンソロジーで表題作かつ一番面白かった目玉作家として『82年生まれ、キム・ジヨン』という作品でベストセラーになったらしいチョ・ナムジュを初めて知った。 2024年ノーベル文学賞を韓国のハン・ガンが『菜食主義者』が獲り、...
文芸

芥川賞作家が贈る癒し系小説『水車小屋のネネ』で出世した津村記久子の先行き②

芥川賞作家は、この時代に何を描くのか。 これもまた、現代においての本企画や該当作家に求められる問いかもしれない。 現代文芸に求められる癒し系要素、社会的な悲しみや禍根に対する文学や虚構性の癒しや祈りの要素、そこに結びつくところに生まれる魅力...
文芸

「愛しいはずの染色体をグレープフルーツで破壊せよ!」世俗的な私にそもそも小川洋子が読めるのか?『妊娠カレンダー』『耳に棲むもの』 芥川賞で日本文学が読めるのか?④Yoko Ogawa and the Literature of Memory

日本的な純文学における文学性とは、私の個人的なイメージは先週扱った宇佐見のような狭さと純度の慟哭やうじうじなのだし、世界文学的な意味でも広さと社会的な主題にあると思っているのだが、そこにくると小川洋子は文学なのか? 著者の得意とする文学性が...
文芸

自分にしか書けないものが書けるようになるまで『かか』『くるまの娘』宇佐見りん 芥川賞で日本文学が読めるのか?③

芥川賞で日本文学が読めるのか? 第三弾は、若干21歳で受賞した宇佐見りん。 私は過去記事で『推し、燃ゆ』を読んでいますが、推しという社会派テーマを扱ってなぜかこだわった発達障害が著者の最大モチーフかと思い、狭い範囲で書けた作品で受賞したのだ...