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文芸以外

【図書】ラテンアメリカ文学を旅する58章

ラテンアメリカ文学の著者といえば、を牽引するイメージのあるガルシア・マルケスとロベルト・ボラ―ニョと共に図書館で借りてきた非フィクションで緩和した2025年お正月の読書。今年も変わらず世界文学旅行ラテンアメリカ編を楽しみ続けるためにも、参考...
文芸作品

『2666』の著者、逝去した旗手『チリ夜想曲』ロベルト・ボラ―ニョ

『双眼鏡からの眺め』と同様に、二十歳前後の私が挫折した小説の一つに『2666』という大長編があり、十年以上前なので内容は全く覚えていないのだが、そもそも読み進めていてもこれはいったい何が書いてあるのかがあまり理解できず、筋も追えないし覚えて...
文芸作品

『百年の孤独』の後に書かれた『純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語』G・ガルシア・マルケス

一九八二年のノーベル文学賞がガブリエル・ガルシア=マルケスに決まった時、当時五十四才の現役でしかも世界的人気作家ということが大きな話題となった。一九六〇年代に起きたラテンアメリカ文学の世界的<ブーム>の頂点となったのが、魔術的リアリズムの作...
文芸作品

『ヒョンナムオッパへ』ってどういうタイトル? 現代韓国に渦巻くフェミニズムと輝かしい商業性

韓国はフェミニズム多いなあ、個人的には主眼でもないしなと感じつつ、『菜食主義者』にも感じた韓国の普遍的な男尊女卑や社会性、映画『カンナさん大成功です』に感じた、整形やルッキズムと恋愛至上主義や商業の突飛な国であることを効果的に使ったフィクシ...
読書習慣向上委員会

世界文学旅行

働いていると本を読む時間がなかなか取れない、そんな人の為に「読んだ気になれる書評」。 働いていると旅行する自由がなかなか利かない、そんな人の為に「読んで旅するブログ」。 自分の目で見て足で歩く旅行もいいですが、そこに住んで生まれて営む他人の...
文芸作品

童話パッチワークからSFの鮮明さまで『エディ、あるいはアシュリー』キム・ソンジュン

アンソロージー・ダービーと銘打ち、真新しい8名の作家の作品を読めた『覚醒するシスターフッド』の中で1番面白く感じた韓国SF作品の著者を1冊取り寄せてみた。 舞台も散り散りな8編を収録した短篇集。 エディ、あるいはアシュリー/亜紀書房/キム・...
文芸作品

作家、残雪の独創『黄泥街』『蒼老たる浮雲』

一つ前の韓国の若手SF作家の『わたしたちが光の速さで進めないなら』が、爽やかさと共に軽やかに描かれ、密度を作り出すのは科学的な単語の後ろにある膨大さによる、ある意味で単語に助けられたものだったとするならば、もはや現代的なそれと相対するような...