G-40MCWJEVZR 7月, 2024 - おひさまの図書館

2024-07

【映画倉庫】

【映画】アギレラの独壇場、シェールの必要性「バーレスク」85点

(2010) 周りが驚くほどの熱意がまず才能。人はそのパワーに圧倒されるのだな、と思った。 全身と動作を売っている女たちのプライド。歌一本でのし上がる女の強さを前にすると、口パクと踊りに徹した彼女達の舞台とは異なるし、それらが経営不審だった...
映画ピックアップ

【映画】お前のミルクシェイクも俺のもの!「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」90点

ある男の成功と孤独を描いた意味では「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とも比較できるが、重厚さが段違いで、画面作り一つをとっても全場面に緊張感があり、軽薄さのかけらもない格の違いは創作的完成度に表れる。そして重い凄まじさが魅力的に仕上がるのだから、虚構性とは何かを改めて考える。
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【映画】老齢最後の旅、ポップさのかけらもなし「ストレイト・ストーリー」65点

(1999)観る者による補完性が強い作品。作品が鑑賞者に見せるのではなく、鑑賞者が作品に見るものが多いので、完成度ではなく、強い鑑賞体験で語られる作品かなと思う。 映画を観るようになってアメリカの広大な国土性を感じる作品が続く。既に周囲の介...
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【映画】絶妙なすれ違いが一生愛おしい「あと1センチの恋」90点

(原題: Love, Rosie)(2014年) おすすめされなければ自分では絶対に観ない系の恋愛映画、物凄く面白かった。こんな作品を知っているセンスと人生が羨ましい。そして私も今日からその仲間入り。なんてティーンで、なんてもどかしく、なんて可愛らしくも取り返しのつかない気持ちの探り合い、そして軽率と不器用。こういう恋愛をしたことがある人も多いだろうし、そういう人は序盤から胸を掴まれる。
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【映画】虚構創作は誰のもの?「映画大好きポンポさん」75点

(2021) 日本のアニメ文化がオタク要素だとしても、人と金が集まる映画産業においては商業的な成功が求められるため、オタク感覚やニッチ視点だけでは勝てないようになっているし、私は商業的成功を正義だと思う節があるし、大衆の胸を掴む普遍的なテー...
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【映画】古典をクラシカルに歌い上げる価値「レ・ミゼラブル」70点

(2012) 歌って踊るミュージカルというより、本作は極めてクラシカルなオペラ作品であり、全編を通して動きが弱く映像での見せ方が感じづらいので、映画に封じ込めたオペラ作品以上の印象は無い。 ただ古典名作を現代に蘇らせる過程において、ミュージ...
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【映画】面白い所を探して観よう「天気の子」30点

(2019) びっくりするくらいつまらなかった。 基本的に本作は、設定集めは悪くないのにドラマ作りとその進展による経過の見せ方が悪いので、あらゆる落着に持っていきどんなテーマを提示しようとも、感動と納得の深度が浅いものになりがちだろうと思う...