G-40MCWJEVZR 世界文学旅行 - おひさまの図書館 - Page 4

子供のころ欲しかった地図

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作家がその人生に見出した虚構性「たんぽぽのお酒」で思い出す「無声映画のシーン」 レイ・ブラッドべリ、フリオ・リャマサーレス

まず題名に惹かれて「たんぽぽのお酒」を読んだ。 著者はレイ・ブラッドベリ、米国のSF作家として代表作の「華氏451度」や「火星年代記」などで有名なので、名前は見知っていたが著作を読むのは初めて。  私は読中、かつて読んだフリオ・リャマサーレ...
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言語芸術への敗北と到達『双眼鏡からの眺め』イーディス・パールマン

本作の翻訳版の初版は二〇一三年五月、私は時期的にその少しあとぐらいまで読書をしていたのかなと思う。当時私が本著を手に取ったのは題名と装丁が素敵だったから程度の選択で、正直に言うとその時の私はこれを読み終えずに図書館に返却した。 本著は三十四...
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カズオ・イシグロに感じた軽薄さの正体『わたしを離さないで』間違いなく傑作

ブッカー賞・ノーベル賞受賞作家の代表作、そして傑作なんでしょう、私も感動しました。しかし非常に複雑。これを大声で素晴らしいと言える人、すごいな純粋に。それほど退屈で、完成度が高く、疑問符が残る作品。ある意味でこのつまらなさは日本の純文学的なことなのかも?
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作品の魅力と作家の実力『クララとお日さま』カズオ・イシグロ

カズオ・イシグロ
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現代日本と関係がなくても、他の誰が読まなくても、私が確信すればそれは文学『都会と犬ども』マリオ・バルガス=リョサ

ネット上で散見される攻撃的な困ったちゃんから、何も獲得出来なさそうなチー牛こと弱者男性などのバーチャルから、現実的な愛しいあの人まで、全部ひっくるめた全ての男性への憐憫と慈愛の一考が止まらない一冊!