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文芸

児童書の女王の産声『ブリット-マリは ただいま幸せ』映画「ロッタちゃん」アストリッド・リンドグレーン

スウェーデン映画を初めて観たし、「マネー・ショート」の次に「ロッタちゃん はじめてのおつかい」を扱おうとしていた本ブログや私の幅について可能性を感じざるを得なかった時期はあったものの、パンチが足りないかとレビュー更新はしなかった。本稿の下書...
文芸

ハリーポッターやスパイダーマンを愛する孫の視点で語られる愛しの児童文学オマージュ『おばあちゃんのごめんねリスト』フレドリック・バックマン

基本的にレビューブログは作品の知名度の影響が大きく、訪問者が観たり聞いたことがある作品の記事を読んでくれる。更新後時間が経つとページの閲覧数は減り、その後読まれる場合は検索からの訪問者によるものがほとんどなので、最初以降に伸びる数字が外部の...
文芸

買い作家は誰だ? 10人が読めるアンソロジー・ダービー『覚醒するシスターフッド』アトウッド、柚木麻子、桐野夏生、サラ・カリー、キム・ソンジュン

マーガレット・アトウッドを筆頭に、柚木麻子、桐野夏生、サラ・カリー、キム・ソンジュンなど、女性作家を集めてシスターフッドのテーマのもとに編成されたアンソロジー。ただ感想を羅列するだけでは面白くない為、競争させてみました。あなたの順位はどうでしたか?
海外作品

「老いぼれを燃やせ」時代のテーマを見つけ出す才能『誓願』マーガレット・アトウッド

『侍女の物語』『誓願』『老いぼれを燃やせ』と読んできて、私はこの作家が好きだと思ったし、その理由はテーマ着眼とその創作性、そして向上性と成長がある。小説家の技術は文章と創作技術だと思うが、才能で言うとテーマ着眼は外せないと思うし、著者はその...
文芸

アジア人女性初のノーベル文学賞作家の描き出す地域性、精神性の文学「菜食主義者」ハン・ガン

韓国をぶっ壊せ! 告発はそれ自体、生きづらさを描くことが文学?アジア人女性初のノーベル文学賞作家が描いた前時代的な韓国、『菜食主義者』『回復する人間』を読みました >菜食主義者ビギナーのヨンヘから始まる彼女を巡る精神疾患を普遍的なテーマとして描き、自省する姉の視点は文学になりうる
文芸

テーマ・モチーフは色褪せない「高慢と偏見」「侍女の物語」オースティン、アトウッド

ある日突然、主人公の女性は仕事も預金残高も奪われ、両足を失った気分になる。 預金残高は最近親者となる男性の所有財産に移るだけだったから、主として彼女の財産を得た夫は何でもないじゃないか安心するようにと彼女を抱きしめたが、主人公は既に強い違和...
文芸

現代小説の癒しチーム代表「木曜日にはココアを」「お探し物は図書室まで」青山美智子

主体的な行為や誠意をいかに排除するかで成り立つ娯楽性を発達させていく商業の中では、受動性の易きに流れる消費者を取り込むように、提供側は主体性の根本を減らしてきた。文章を読むということの主体性にある労力が、受動性に特化してきた現代の他の娯楽に...