
冗長感動小説『わたしを離さないで』を思い出すつまらなさ、植物小説と気候文学で見る『菜食主義者』と『オーバーストーリー』リチャード・パワーズ②
十年ぶりのリチャード・パワーズとして前回『囚人のジレンマ』を読んだが、個人的に趣味ではないポストモダンについて考えたり、パワーズの作家性に不安になったりしながら、今回は二冊目。 私の杞憂をあっさり覆しながら、主題や志向性が文学性にとっていか...
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