G-40MCWJEVZR 文芸 - おひさまの図書館 - Page 6

文芸

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直木賞はその作家のつまらない作品にあげるものなのか?①歴代受賞作を読んでみよう!『ふがいない僕は空を見た』の窪美澄の場合

2025年上半期の芥川賞、直木賞は該当作品無しとして話題になりました。良い決断と話題性だなと。 普段読書をしない人が「芥川賞受賞作だから読もうかな」「この作家が直木賞獲ったなら読もうかな」と受賞を理由に読んでみて、「何これつまらない!」「芥...
世界文学旅行

現代においても小説家の才能は文学より軽いのか?『骨狩りのとき』エドヴィージ・ダンティカ narrative and historical trauma

歴史の勝者が書き上げてきたものの裏側にある本質や私的な物語による祈りというモチーフを文学は好きだ。 個人的に「トルヒーヨ時代のドミニカ共和国におけるハイチ移民労働者の掃除的虐殺」「骨狩りというタイトル」などの外側の予備知識やイメージから本作...
偏愛評価

金融小説の読み方と魅力、まずはお金を数えましょう『金の仔牛』佐藤亜紀

人類と文学の祈りが切り離せないように、人類と金融経済も切り離せない。その交わるところにある作品こそ、個人的な主題になってもおかしくはないのか、とふと気づいた本作の読書観。 フルタイム労働の間にsnsデビューした私の長らくの主戦場は金融投資を...
世界文学旅行

文芸への信頼と彼の文学が目指すもの『ラ・カテドラルでの対話』Mario Vargas Llosa and the shift of world literature center

私のブログを読んでくださっている方はご存じかと覆いますが、私は著者が好きなので、今回もほめちぎっていますが、それはなぜなのか、手放しの評価感想は私は元居ません。 好きな作風や、主題の扱い方や傾向、その作家の存在価値と読者にとっての読書自体が...
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日常に被せるフィクション『魔女たちは眠りを守る』村山早紀

期待せずに読み始めて、結構面白かった。 私は作中に登場するような典型的な読書趣味の学生時代を歩んだわけではなかったので、逆に言えばその物小ささみたいなものには複雑で、具体性がないことや商業性がないことなどが気に入らないし複雑なのだけれど、そ...
世界文学旅行

【映画/原作】残された息子の悲しみ、9.11の後の心と文化『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 洋画 1000311675posted with カエレバ楽天市場Amazon  原作小説の題名は聞いたことあったが未読。 2001年の9.11世界同時多発テロ、貿易センタービルで出来事をモチーフに...
世界文学旅行

『2666』の著者、逝去した旗手『チリ夜想曲』ロベルト・ボラ―ニョRoberto Bolano 2666 interpretation

ピンチョンとあそこまで格闘した私ではあるが、ロベルト・ボラーニョに関しては詩的な文体以外は許容範囲、好意的な感じもする。冗長とポストモダン気味、そして私には価値を見出しづらい詩情性ではあるものの真摯に生きて、書いた気がする印象が個人的には結...